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映画の感想など
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夢と魔法の世界✖️アイススケート【ディズニー・オン・アイス】のすすめ
全世界で有名な夢と魔法の世界、それがウォルト・ディズニー。
新作映画が公開されれば、映画館は老若男女問わず人気。
テーマパークは時期を問わず長座の列。
その世界観が今度は氷上のミュージカルで登場です。
皆様
ディズニー・オン・アイスを知っていますか?日本公演だけでも30年も続いているんですって。そんなに前から続いていたとは。
コロナ明けの復活公演、そして今年はウォルト・ディズニー100周年ということで、さらにパワーアップしたショーでした!
モアナと伝説の海から、モアナの船出シーンを再現したダンスに感動。マッチョなマウイの巨体から繰り出す繊細なステップは、フィギィアスケート選手もビックリな技術点。
ライオンキングのシンバとナラのペアダンスでは、高難度のリフトを披露。アラジンのアラジンとジャスミンのフライングワイヤーを使ったペアダンスも素敵でしたが、やはりワイルド要員のライオン2匹はワイヤーを使わずにデススパイラルやスローイングジャンプを軽々とやり遂げる彼らに、フィギアスケート好きな私はテンション上がりまくり!
周りで見ている子供達とは違う場面で拍手です。
ショーの内容はどちらかというと子供向けですが、登場するスケーターの技術は世界選手権でも戦えるくらいのレベルなので、子供がいない大人でも楽しめます。私は大人でおひとり様観戦ですが、何か。
何より、特に大人女子にお勧めなんですが、その理由が、
全世界公演をするメンバー。多国籍のイケメン&美女がいっぱいであるということ!!
もちろんメインキャラクターもそうですが、周りのダンサー含め、まさかのグッズ売りの方々もほとんどが外国人でした。
私がパンフレットを購入した売店の方は、イケメン・ジェントル。そして日本語のお上手なこと。支払い終わりの「サンキュ」の笑顔は反則ですよ。また並びたくなるじゃん!
そして、リンク側で光るステッキを売っていた売店で、爽やか系イケメンを発見!あれ、ピーターパンがいるんじゃない!?レベルのちょっといたずらっ子っぽい笑顔が素敵やん。
でも大人ひとりでステッキを持ち帰る現実を考えて、お顔を拝顔するだけで身を引きました。
お勧めの理由がそれかよ!ってツッコミはXへ。
お子様たちもお気に入りのプリンセス衣装や、ヒーロー衣装で華やかで、駅のホームを降りた瞬間から、いつもと違った雰囲気になりました。
7月6日からの秋田県から始まった今年の日本公演は、9月22日からの三重県の津市で最後。
まだ当日券も販売されているようなので、お近くの人は駆け込み観賞もできるかもですよ。
来年も行っちゃうかも🎵
では、次回。
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『アリスとテレスのまぼろし工場』を観てきた。
先輩が試写会に当選したというので、一緒に映画鑑賞をしてきました。
とは言いつつ、
映画鑑賞は好きですが、監督や俳優の名前とか全然、覚えられない私。
試写会が当たったんだ。一緒に行かない?と声をかけられ、聞いたタイトルは全く耳に馴染みのないものでした。
まっぱ?(MAPPA制作)
おかだまり?
誰それ?アニメ作品?おもしろそうだからいいですよー。
HPや監督の歴代作品を調べることなく、仕事終わりに映画館へ直行しました。
公開したばかりなので、ネタバレになるような記述は自粛しますが、
上映開始から1分後にイキナリ脳内大爆発。
取り残された思考。
それってどういうこと!?世界観を理解するために脳内フル回転。
不変の中の徐々に現れる綻び。
14歳の大人びた、なっがーーーーーーーーーーい濃厚なチュウ。
五実ちゃんが、めっちゃカワイイ。まろ眉、最強!
後から知ったことですが、
監督・脚本を手がけた、岡田麿里さんは、『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』や『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』などの脚本の方だったんですね。感動したのも納得です。
確かに鉄工場のアクロバティックなシーンは『心が叫びたがっているんだ。』みたいな青少年の主張みたいな印象がありました。
そして主題歌が、まさかの中島みゆきさん。
先月公開された『君たちはどう生きるか』の米津玄師さんの曲のように、作品を象徴する歌詞で、後押ししてくれるかの様に力強い「未来へ」は、心に響きました。
ここからは憶測で、勘違いの方向へ深読みをしているだけかもしれませんが、
この作品はどこか、東日本大震災の時の福島第一原子力発電所で起きた建物火災を想像させるシーンがありました。そして孤立してしまった福島県双葉町や大熊町の人々。
もしあの時、神様によって町人の時が現実から切り離されていたとしたら、なんて。
変わることを禁じられた世界で、自分を押し殺し不変を選んだ大人と、変わらない日常から抜け出したいともがく青少年たち。
心が引き裂かれ身が砕かれるのは、生きる事への「諦め」か、それとも「新しい未来」への渇望か。
この映画は「生きる」ことを考える、絶好の作品だと思います。
夏休みは終わってしまいましたが、
「自分の存在意義」「変わることへの恐怖」「孤立することへの不安」「先に希望が見出せない」など、誰にも言えない悩んでいる思春期の学生たちに観てほしいです。
きっと今を生きるのに精一杯でその意味を理解するのは難しいと思います。
でも大人になって、その時の自分を振り返った時に揺れ動いた感情は、自分を構築する大切な想い出として覚えているものですから。
#まぼろし工場見学
SNSで検索すると、たくさんの感想が寄せられていますよ。
ぜひこちらもチェックです。
では、また。
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謎多い話題作『君たちはどう生きるか』を観てきた。
映画というものは、貼り出されたポスターだけの情報を観て、観客は想像を膨らませながら劇場に足を運ぶ。そういう時代があった。
というスタンスで、ポスターだけで声優や内容も情報を出さなかった、今回のスタジオジブリの最新作を観に行きました。
なんと、帰りにパンフレットを購入しようとしたら、製作者の意向でまだパンフレットは制作していないと劇場スタッフさんが。
必要以上に情報を出さない為でしょうか。関係者の徹底振りに感服します。
ということでそんな意向を尊重して、ネタバレしないように感想を、、、
無理じゃん。
なるべくサッといきます。
①同名タイトル、吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』は以前読みましたが、今回の映画の内容とは別物でした。
(作中一瞬、話題にはなりましたが)
②3部構成を感じました。似た作品は、
前編→『ほたるの墓』『風立ちぬ』『思い出のマーニー』
中編→『ハウルの動く城』『もののけ姫』『かりぐらしのアリエッティ』
後編→『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』『猫の恩返し』
③賛否が分かれる理由、納得です。
考察好きな方には、考えさせられる場面が多いので良いかもしれません。数少ないレビューのなかには、宮崎駿監督の幼少期と繋げる見解もあるようです。
今までの作品のように、ストーリーやコミカルな面白さを期待していた方は、ちょっと残念になるかもです。
スタジオジブリですが、お子様にはおすすめできません。大人でも終始『?』です。
プツリと切れる場面展開が多いので、ストーリーの繋がりが薄く感じられるかも。
と、個人の意見ですが簡単にまとめさせてもらいました。
1度みたら、何度も足を運びたくなる作品だと思います。
私がオススメする、この作品の楽しみ方は、
有名俳優が何人も出演しているとか、レビューのネタバレとか、他の情報を入れないでください。この記事のことも頭から忘れて!(笑)
頭をカラッポにして、
貴方自身の解釈でこの作品を観てください。
そして、
その日の終わりに、ゆっくりと布団の中で目を閉じて考えてみてください。
『貴方はこの世界でどう生きるか』
では、また次回。
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『インディー・ジョーンズと運命のダイヤル』を観てきた。
インディー・ジョーンズのテーマ曲が流れると心がワクワクしてくるのは、私だけではないはずです。
『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカス製作
『E.T』や『ジュラシック・パーク』のスティーヴン・スピルバーグ監督
そして、主役は名優ハリソン・フォード。
人気にならない理由がない!
1981年から続くシリーズも
1981年『レイダース/失われたアーク(聖櫃)』
1984年『魔宮の伝説』
1989年『最後の聖戦』
2008年『クリスタル・スカルの王国』
そして、今回5作目の『運命のダイヤル』と続きました。
リアル時期に映画を観られた人は少ないと思いますが、
BS映画や金曜ロードショーなどで放送しているのを観た人は多いのでは?
クリスタル・スカルは、ディズニー・シーでも体験できますしね。
余談ですが
私はディズニー行ったら必ず乗ります。マジでインディーがカッコいいの!
今度みんな、じっくりみて!
前の席の右側で、乗り物から体を乗り出して最後の見送ってくれるインディーを眺めるのが至福の時です。
そして今回の、
せっかくなのでIMAXで観てきました!
『聖櫃』で彼女のマリオンと、
『魔球』で美人と子供
『最後の』でパパと
『クリスタル・スカル』で奥様になったマリオン&息子と
心強い相棒と共に冒険していた御歳80の考古学者は、今回親友の娘に捲き込まれる形で思いがけず冒険の旅に出ることに。
やはり現役で動いている時の方が、顔も生き生きして、背筋もスッとしていてカッコいい!
演じ分けもあるんでしょうけれど、やはり若い時から同じ役を演じている事でハリソン・フォード自身も昔の感覚が戻ってきているのかも知れませんね。
街中を馬で駆け抜けるシーンもカッコいい!
地下鉄も走り抜けちゃって(笑)
実際やられたら、めっちゃ迷惑だけどね。
ストーリーは王道。
墓泥棒が、いつまでナチス・ドイツと闘っているんだ?と思っていたら、
最終的には歴史を改変までいってしまうとは、想像もしていませんでした。
シリーズの最後には相応しい展開なのかも。
どこで生きるか。
どこで死ぬか。
みんな選ぶ権利はあります。
自分が自分らしく生きやすい場所を、人間は探し続けているのです。
自分の居るその場所で一体何ができるのか。
年齢や老いは関係ない。
自分の好きなこと、やりたいこと、知りたいこと。自分に正直に生きること。
全てを見つけたインディーの瞳は、青く澄んで輝いていました。
最初から最後まで今までと同様のインディーの冒険で、これが最後の作品とは思えないくらい、あっという間に終わってしまいました。
インディー・ジョーンズの冒険、やっぱり最高!
ドキドキとワクワクを教えてくれてありがとう。
久し振りに昔の映画も観てみようかな。
では、次回。
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劇場版『美少女戦士セーラームーン』を観てきた。
私がここまできたのも、生きているのも、愛する人がいるから。
日本だけでなく、世界中の女の子たちが一度は憧れて、一度は夢みて、一度は大声で叫んだフレーズがあります。
それは、
「美少女戦士セーラームーン。月に変わっておしおきよ」
右手を前に出す派と、左手が前に出る派と、
後方の指はキツネなのか、アロハなのか。
初代ムーンが絶世期の頃、小学生だった私たちは壮絶なる論争を繰り広げていました。
(ちなみに私は「なかよし」の初期掲載から本誌読み勢ですが、新はノンチェックです)
それが、作品誕生30周年を迎え、リバイバルされた新しい『美少女戦士セーラームーンCosmos』。
今回の映画でついに、“シャドウ・ギャラクティカ”編。と言われても私がピンときてないので、「スターズ」の話とここでは呼ばせていただきます。
(一期の「セーラームーン」、二期の「R」、三期の「S」、四期の「SS」、そして最終章もアルファベット1文字だろうとファンの予想を超えたまさかの「スターズ」)
この前スラムダンクも映画化されたし、セーラームーンも映画化されたら、まさに昔の『東洋アニメまつり』じゃないか!
のテンションで観に行ったら、びっくらこきました!笑
セーラームーンの設定全然違うじゃん!😆
まもちゃんの相変わらずのヒロインぶりに笑いそうになりました。
確かアニメがリバイバルする際に、千葉衛の設定が大学生から高校生に変更されましたよね。
うさぎちゃんも初期は中学1年生でしたし。思い返せばJCでベット・インの描写があったんですね。子供の時は、チューのシーンでさえ「きゃー」と赤面しながら観ていましたが、朝チュンの描写を見ても反応しなかったのはまだ私たちがお子様だったからですかね。あ、そうね。まもちゃんと普通にお泊まり会してただけね。
そして冒頭の十番高校のモーニングシーン。
(その前に、ほたるちゃんとちびうさが手を繋いで歩いているシーンでは、ホロリと涙。よかったね、ほたるちゃん)
校門から入ってきたうさぎちゃんが、「おはよう」と順番に声をかける平和な日常シーン。
亜美ちゃん、まこちゃんOK。美奈子ちゃん、高校で同じ学校になれたのねOK。レイちゃんは確か一貫校だったはず。
自転車に乗っている、はるかさんみちるさん。
んNNNNんNNNNん!?一瞬脳がバグったかと思いました。
え、同じ高校生なの!?私立じゃなかったっけ!?というか、年上じゃなかったの!?というか、はるかさんがセーラー服着ている!!しかも靴下履いてない!!!
叫ぶ代わりに、椅子がガタンとなってしまって、隣に座って見ている少女に睨まれました。
だって、だって。私の初恋の人だもん!
緒方恵美さん声の天王はるか様が持っていたキラキラオーラがなーい!ギャグパートしているー!しかも声が若い!
皆川純子さんでしたね。少年声ピカイチ。
細かいところで新旧の違いと同じを見つけつつ、声に慣れたところでスターライツ登場。(原作者武内直子さんが作詞したあの曲をまた聴けた🎵)
彼らは男の子として描かれるんですね。
だったら、はるか様も変身前は男の子でもいいじゃん!と不満再沸騰。制服とか女言葉とか無理に使わせるのもジェンダー問題引っかかるでしょ。
そして、屋上での美奈子ちゃんとレイちゃん(十番高校制服は違和感あったね)のかっこいいセリフ。
あ。女の子同士のラブ❤️百合方面いかせたいのね!納得!ならしょうがない。不満解消。
はるかさんもうさぎちゃんに手を出した過去ありだけれど、光くんは昔っから完全な噛ませ犬だから、本当に可哀想。
「銀河一、身分違いな片想い」って本人に言わせるのはあまりにも。涙。
それでも、
「銀河でどんな戦いが待っていても、僕らは君の側で力になる。」
なんて健気なんだー。おばちゃん泣いちゃう。
そして後編へ。
「スターズ」のギャラクティカ編最終局面といえば、セーラームーンがスターライツ&銀河太陽系4人を率いてカチコミをかける話だったはず。
そして忘れない、ウラネプ最大の名シーンである、あの198話ラストシーン「はるかに触れたい」「暖かい」がまた見られると期待に心が震えていたのですが、
えええぇ。まさかの!外部太陽系の年上組、映像にもならず退場!?
いやまて。待てよ。落ち着け私。
後半の予告でみんなが復活しているじゃないか。きっとあの名シーンをやってくれるよ!そうだよ!みんな、期待して待とう!
百合界のカリスマ、ウラヌス&ネプチューンに幸あれ!ついでにムーンも。
では、次回。
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ネバーランドを探している。
突然ですが、
あなたは妖精を信じますか。
私は信じています。
子供が妖精を信じるのなら、妖精は産まれるのだから。
山崎育三郎主演、『ファインディング・ネバーランド』を観てきました。
物語の主人公は、名作『ピーターパン』の作者である劇作家ジェームス・バリ。スランプから抜け出せないバリが、ある家族に出会い、子供たちとの出逢いを通じて物語を書き上げ、劇場で『ピーターパン』を上演するまでを描いた、実話に基づくストーリー。大人になってしまった誰もが、遊び心を取り戻し、夢見ることを思い出すことができる感動の物語。
空を自由に飛ぶ少年と、現実離れした新世界。そしてスリリングな冒険や初めて見る勇者たち。
子供の頃から『ピーター・パン』は大好きなお話で、大人になってもディズニーのピーター関連は必ずチェックしてしまう、私。大人になりきれない、子供のまま体だけ成長した大人。
まぁ、ピーター派というより、フック船長派なんですけれどねw
彼こそ、子供のまま大人になってしまった、永遠の子供の代表格だと思います。
恥ずかしさなど捨て、感情に任せて怒ったり泣いたり。欲しいものは手に入れたいし、命を張るのも面白い。そんな彼は、作者ジェームス・バリの裏の顔の部分として描かれていました。社交界での堅苦しい規律、大人として社会との関わり。
もしあのケンジントン公園で子供たちと出会わなかったら。
子供の時に感じたPLAYの楽しさを思い出さなければ。
輝けイマジネーション。探せインスピレーション。描かなければ産まれない、クリエーティブなキャラクターたち。
物語を書く、描く。そして表現する仲間にとって、『ファインディング・ネバーランド』の演目は創作意識を高めてくれるスパイスになると思います。
なんせ、私もそうだから。
革表紙のノートと黒いインクのペンを持って、さぁ公園へ出かけようか。
狭い部屋に籠っていては、見られる世界も狭まってしまうよ。
さぁ、目を閉じて。
一面に広がる暗闇の奥に光る何かがあなたを呼んでいるよ。
あなたが産み出す世界をみんなが楽しみにしているのだから。
では、次回。