産まれるということ。
新しい命が産まれるということは、本当に奇跡に近いことです。
デリケートな話ですが、私は今月の月の物が始まりました。
そしていつものごとく、体から排出された血液を眺めながら、
殺人事件の血痕ってこんな感じかな。
とか、
人間の血液は1リットルくらいなくなると危険なんだよな。
なんて冷静にシンキングタイムに入ります。
今日、思い出したのは友達が話していた言葉。
『お腹のなかで育たなかった命が排出される時は、生理と同じ感じだった』こと。
きっと新しい命を授かったことで夫婦は歓喜したでしょう。お腹のなかで鼓動が大きくなって、人間らしい体が出来上がってくるのをどれだけ首を長くして待っていたことでしょう。
産婦人科医に「ソレはもう育たないよ」と宣告された日。
彼女は今だから、冗談を言うようにその時のことを話してくれた。
心とは別で、お腹にソレを留め置くこともできず人間の体は異物を排除しようとします。出産と同じだそうです。陣痛がきて、子宮口から排出されます。違うのは産むものの大きさ。そして場所がトイレだったということ。
ソレは生理中によくある、レバーのような血の塊に似ているそうです。
不妊治療をしている人だと、医者は検査のためにソレを回収してくれと言ったそうです。
その産まれなかった命を調べることにより、染色体の状況だとか、死の原因だとか、その子に教えてもらうんですって。次の命のために。
35歳以上を高齢出産というそうで、その階段を順調に上がっています。ホルモンや体内の老化が始まったことによる妊娠力の低下、産まれたとしても障害を持つ確率が高くなるそうです。
生理で流れた血と血の塊を見ながら考える。どんなに子宮の中を整えて、新しいベットを用意されたとしても、それを活用する予定も気持ちもありませんよ。
水洗レバーをひいて、水を流しました。
産まれるということ。
産まれたということ。
そんな大変な思いをして手に入れた子供達。大切にしましょう。もうすぐこどもの日ですね!
では、また次回。