ネバーランドを探している。
突然ですが、
あなたは妖精を信じますか。
私は信じています。
子供が妖精を信じるのなら、妖精は産まれるのだから。
山崎育三郎主演、『ファインディング・ネバーランド』を観てきました。
物語の主人公は、名作『ピーターパン』の作者である劇作家ジェームス・バリ。スランプから抜け出せないバリが、ある家族に出会い、子供たちとの出逢いを通じて物語を書き上げ、劇場で『ピーターパン』を上演するまでを描いた、実話に基づくストーリー。大人になってしまった誰もが、遊び心を取り戻し、夢見ることを思い出すことができる感動の物語。
空を自由に飛ぶ少年と、現実離れした新世界。そしてスリリングな冒険や初めて見る勇者たち。
子供の頃から『ピーター・パン』は大好きなお話で、大人になってもディズニーのピーター関連は必ずチェックしてしまう、私。大人になりきれない、子供のまま体だけ成長した大人。
まぁ、ピーター派というより、フック船長派なんですけれどねw
彼こそ、子供のまま大人になってしまった、永遠の子供の代表格だと思います。
恥ずかしさなど捨て、感情に任せて怒ったり泣いたり。欲しいものは手に入れたいし、命を張るのも面白い。そんな彼は、作者ジェームス・バリの裏の顔の部分として描かれていました。社交界での堅苦しい規律、大人として社会との関わり。
もしあのケンジントン公園で子供たちと出会わなかったら。
子供の時に感じたPLAYの楽しさを思い出さなければ。
輝けイマジネーション。探せインスピレーション。描かなければ産まれない、クリエーティブなキャラクターたち。
物語を書く、描く。そして表現する仲間にとって、『ファインディング・ネバーランド』の演目は創作意識を高めてくれるスパイスになると思います。
なんせ、私もそうだから。
革表紙のノートと黒いインクのペンを持って、さぁ公園へ出かけようか。
狭い部屋に籠っていては、見られる世界も狭まってしまうよ。
さぁ、目を閉じて。
一面に広がる暗闇の奥に光る何かがあなたを呼んでいるよ。
あなたが産み出す世界をみんなが楽しみにしているのだから。
では、次回。